【失敗回避】買ってはいけない「中古マンション」の特徴と見極め方
皆さん、こんにちは、。
さんぜろ不動産の日下です。
「中古マンションを買いたいけれど、失敗したくない…」
そんな不安を抱えているお客様からのご相談が、ここ最近とても増えています。
不動産業界で長年お客様と向き合ってきた経験から、率直にお話しすると、
「買ってはいけない中古マンション」は確実に存在します。
でも、安心してください。しっかりとしたポイントを押さえれば、優良物件を見極めることは十分可能です。
今回は、「絶対に避けるべき中古マンション」の特徴と見極め方をお伝えします。
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不動産のプロが教える、購入前に絶対チェックすべき7つのポイント
【危険度★★★】絶対に避けるべき物件の特徴
1. 修繕積立金が異常に安い
「修繕積立金が月1万円って、お得じゃない?」
これは大きな間違いです。むしろ危険信号と考えてください。
なぜ危険なのか:
- 将来的に3〜4倍の値上がりリスク(国土交通省調査より)
- 大規模修繕時に100万円単位の一時金徴収の可能性
- 修繕工事の延期や質の低下
適正な修繕積立金の目安:
- 築10年未満:専有面積1㎡あたり月200円程度
- 築15年以上:専有面積1㎡あたり月300円以上
2. 管理組合が機能していない(マンション全体の将来性が危ぶまれる)
チェックポイント:
- 管理組合が適切に機能していない
理事会の開催頻度が少ない、住民の高齢化率が極端に高い、賃貸比率が50%を超えているなどの理由により、意思決定不足、維持管理が不適切。総会議事録(内容、参加率、役員選任状況)を確認。 - 修繕積立金が極端に安い、または既に不足している
大規模修繕費用の不足、一時金徴収、大幅な値上げリスク。長期修繕計画書、積立金残高、月々の積立額の妥当性を国土交通省ガイドラインと比較。 - 大規模修繕が計画通りに行われていない、または計画自体がずさん
建物の劣化進行、資産価値低下。長期修繕計画書(周期、工事項目、予算)、過去の修繕履歴を確認。 - 共用部分(廊下、ゴミ置き場、駐輪場など)が著しく汚い、または荒れている
管理不徹底、住民モラルの低下。内見時にエントランス、廊下、エレベーター、ゴミ置き場、駐輪場などの清掃状況を細かくチェック。 - 配管の劣化
見た目はきれいでも壁や床の中に隠れた配管の劣化がトラブルや出費につながる。築年数(20年以上は特に注意)、配管材料、交換履歴、点検口の有無、管理状況を確認。リノベーション済みでも配管が古いままのケースあり。総会議事録の内容が薄い、または存在しない
3. 築40年超えで大規模修繕歴が不明
特に注意すべきは:
- 1981年以前の旧耐震基準物件(1981年5月31日以前の建築確認物件)
- 外壁や給排水管の修繕履歴が不明
- エレベーターの更新が未実施
【危険度★★】慎重に検討すべき物件
4. 立地条件に将来性がない
避けるべき立地:
- 最寄り駅まで徒歩15分以上
- 人口減少が著しい地域
- 商業施設や学校の撤退が相次ぐエリア
- 災害リスクの高い地域(自治体のハザードマップを確認)
- 周辺に嫌悪施設がある、または将来的に建設される計画がある
- 治安に不安があるエリア(警察署の犯罪発生マップ、夜間の街灯・人通りを確認)
- 将来的な都市計画の変更や大規模開発により、住環境の悪化リスク(都市計画、長期開発計画を確認)
5. 総戸数が極端に少ない
20戸未満のマンションのリスク:
- 管理費・修繕積立金の負担が重い
- 売却時の流通性が低い
- 管理組合運営の負担が大きい
【プロの視点】内見時の必須チェックポイント
6.建物全体のチェック
✅ 外壁のタイル剥がれ、クラックの状況
✅ エントランスや廊下の清掃状況
✅ 掲示板の管理状況(古い掲示物が放置されていないか)
✅ 駐車場・駐輪場の稼働率
✅ 共用部の電気設備の状態
✅ 既存不適格建築物・違法建築物(購入時の住宅ローン審査、売却時に不利)
7.室内のチェック
✅ 給排水の水圧・水質
✅ 窓の開閉具合、結露の跡
✅ 壁や天井のクラック(ひび割れ)
✅ 雨漏りや水漏れの形跡
✅ 電気容量の確認
【2025年版】市場動向を踏まえた購入戦略
現在のマンション市場は**「高止まり状況」**が続いています。 だからこそ、以下の視点が重要です。
狙い目の築年数
- 築15〜25年:価格と品質のバランスが良好
- 築30年以上:価格は魅力的だが、リスクの見極めが重要
資産価値を保てる物件の条件
- 駅徒歩10分以内
- 複数の交通網が利用可能
- 管理状況が良好
- 適正な修繕計画がある
まとめ:後悔しないための ” 5つ ” の鉄則
🔸 鉄則1:「安すぎる」には必ず理由がある
相場より明らかに安い物件は、何かしらの問題を抱えています。 表面的な価格に惑わされず、総合的な判断を。
🔸 鉄則2:修繕積立金は「現在額」でなく「将来予測」で判断
国土交通省ガイドラインを基準に、将来の負担増を織り込んで検討しましょう。
🔸 鉄則3:管理組合の「健康状態」を必ず確認
重要事項説明書だけでなく、総会議事録、収支報告書、長期修繕計画を確認し、組織としての健全性をチェック。
🔸 鉄則4:災害リスクは「ハザードマップ」で科学的に判断
感覚的な判断ではなく、公的データに基づいたリスク評価を。
🔸 鉄則5:将来10年後の街の姿を想像する
今だけでなく、将来的な資産価値・住みやすさまで考慮した物件選びを。
最後に … さんぜろ不動産は「お客様の未来を第一に考える不動産パートナー」
中古マンション購入は人生最大級の買い物です。 「なんとなく良さそう」という感覚だけでは危険です。
長年、中古マンションの取引に携わってきた経験から申し上げると、**中古マンション購入は「情報戦」**です。
売主側には不利な情報を隠したい動機があり、仲介業者には早く成約させたい事情があります。
だからこそ、お客様ご自身で武装していただく必要があるのです。
私たちさんぜろ不動産では、お客様の立場に立って、本当に購入すべき物件かどうかを率直にお伝えします。
「買わない方が良い」とお伝えすることも少なくありません。
なぜなら、お客様の将来の幸せを第一に考える — それが私たちの使命だと信じているからです。
中古マンション購入でご不安なことがございましたら、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。
お客様が本当に満足できる住まい選びを、全力でサポートいたします。
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